お待たせいたしました。山小屋泊から戻りましたので、オートルートの続きをお伝えします。
まずはツェルマットスキーエリアのシュバルツゼーからショーンビエール小屋を目指します。この見慣れたマッターホルンが徐々に表情を変えていきます。
スキーコースを途中から脇にそれ、バックカントリーの世界へと進みます。
マッターホルンの北壁を見上げながら、シールを付けてのハイクアップをスタートです。
正面には翌日に越えていく氷河帯が見えています。
青空に向かってマッターホルン、ダンデュランが聳えています。歩いた人だけが見られる角度のマッターホルンです。
雄大な風景の中を山小屋に向かって歩きます。
徐々に目的地のションビエール小屋が近づいてきます。
後半登りの斜度がきつくなりますが、一歩ずつ進みます。
辿り着いたショーンビエール小屋からはマッターホルンの西壁が立ちはだかり、ツェルマットやチェルビニアなどのスキーコースから眺める姿とは似つかぬ山容です。
山小屋での楽しみの一つは食事です。オートルートの山小屋の夕食ではスープ、パスタ、デザートが定番です。
ショーンビエール小屋ではスパイシーなスープからスタート。
野菜たっぷり、ラタトューユがかかったパスタ。翌日のエネルギー補充にお代わりも可能です。さらには写真は撮り忘れましたが、ブラウニー風のケーキです。
明日は長い歩行時間を経てベルトール小屋を目指します。
神﨑 裕一