1月27日(金) 気温8度 晴れ
シェラネバダスキーからアルハンブラ宮殿観光、そしてマドリッドからテネリフェへ到着。
ヨ—ロッパ最南端シェラネバダ山脈の一部にスキー場が展開していることによってあらゆる地形、斜面を滑走できるのがシェラネバダスキーエリアの最大の魅力だと再認識。スキー場からアクセスできてしまうVELETA(3,398m)、スペイン本土最高峰のMULHACEN(3,481m)、アルハンブラ宮殿の最も古い要塞と同じ名前のALCAZABA(3,366m)これらの秀峰がシェラネバダ山脈の美しいフォルムを形成しています。グラナダ、そしてアルハンブラ宮殿からもその全容が眺められます。雪不足の心配をよそに、山頂から麓の2,100mまで大規模な滑走が叶いました!
アフリカ大陸を皆さんに眺めて頂きたかったのがVELETA(3,398m)山頂付近はこの日は強風にて急斜面がアイスバーンと化して、ビューポイントまでのトラバ—スは危険と断念。しかし、シェラネバダスキーエリアをじっくり、たっぷりと滑走頂きました。心残りは最奥に位置するLAGUNA DE LAS YEGUASエリアが今日から解放されるとのこと。数日前の降雪がたっぷりとあり、ここからグラナダの街に向かって滑る解放感に満ちた景観をご案内したかったです。
スキーの後にシェラネバダスキー場関係者を訪問してきました。久々の日本からの訪問を大歓迎してくれました。
JAPON、JAPON♪とエ—ルの大合唱が嬉しかったです。
アフタースキーでは、滞在しなければ決して見ることの出来ない、シェラネバダを染めやがてアンダルシア大平原に沈む夕日が地平線まで染める夕景を高い位置から眺め続けられる至福の一時を味わって頂けます。
冬の晴れた日に訪れるアルハンブラ宮殿は、まず白く輝くシェラネバダ山脈と赤い城壁、そしてアルカザバの 勇姿、白い家々が建つアルバイシンの丘までか調和したひとつの絵とじっくりと眺めてみて下さい。10世紀から14世紀に渡るイスラム人がイベリア半島にグラナダ王国に始まり、レコンキスタによる栄枯盛衰の歴史は勿論、崇高で繊細技術と気の遠くなる工程を経て施こされたアラベスク建築の数々をじっくりと鑑賞頂きました。
そしていよいよグラナダ〜マドリッド〜テネリフェへとスペイン世界遺産を巡る旅は続きます。
エスコート 水澤 史