もうひとつのフレンチアルプス縦走スキー9日間・1日目 【イゾラ2000】

ヨーロッパアルプスの西南部を占めるフレンチアルプス、その立ち上がりは南仏のアルプコートダジュール圏の東、ニースに近いメルカントゥール国立公園(アルプメルティエ)から立ち上がっていきます。
今回はイタリアとフランス国境に位置するコートダジュールを見下ろす「イゾラ2000」、「オーロン」の2大スキーエリアからスタートし、フレンチアルプスまで縦走の旅をご紹介します。

フレンチアルプスへとクイラ自然保護区、エクラン国立公園、イタリアのピエモンテ州との国境に近い、オートアルプ県まで北上して行く旅です。未知なるメルカントゥールの山々、南部のフレンチアルプスまでをご堪能ください。

【イゾラ2000】 海から雪山へ
2月11日(日) 気温−6度~−1度 晴れのち曇り、積雪130cm-215cm
朝一番でニースのホテルから眺めるコートダジュール(青い海岸)、弓状の海岸線は東にモンテカルロ(モナコ)、ジェノバ(イタリア)、西はカンヌ、マルセイユ、さらにトウルーズへ海岸線は続いていきます。
ニースからアルプマルティーム地区へ北上していくと白銀に光り輝くイゾラ2000の雄姿が視界に飛び込んで来ます。
その対面に聳えるのはオロンの峰、メルカントゥールの2大巨塔といっても良いでしょう。

イゾラ村を過ぎるとイタリアへと誘うロンバルデ峠方面へ、標高2000mのイゾラ2000に到着します。
南仏ニース、マルセイユ、そしてスペインからもスキーヤーで賑わっています。
雰囲気がサヴォア県のスキー場とはまた違います。

モン・マランヴェルヌ(2938m)、モン・サンソヴィール(2711m)、ロンバルデ峠(2350m)に囲まれた広大なスキーエリア、滑走するコースは2000m~2600mくらいのあたりに15本のゴンドラ、リフト、Tバーが掛かっています。
雪質は最南端ながら滑り易いのが特徴です。以前より断然機動力もアップ、6人乗り、4人乗りなどストレスありません。

足慣らしを兼ねて「ロンバルデセクター」からゆっくりとロングで足慣らし、徐々に機動力と中級者斜面が豊富な「ペレヴォセクター」へ。
そして最後は地中海を見下ろす「サンソヴィールセクター」へと滑り渡ります。
ここは豊富なオフピステ、ブラックランも豊富でパウダーツリーランにも最適です。

景観が最大の魅力、周囲のメルカントゥール国立公園、北にクイラ自然保護区の高山、氷河を頂くオートアルプの4000m急まで遠望できます。
やはりハイライトは、シストロン展望台(2603m)からニース方面、冬の地中海を見下ろす絶景でしょう。

参加メンバーのスキーは初日から結構それぞれのペースでイゾラ2000をロング滑走中心で足慣らしも十二分です!

アフタースキーはニースでの散策やフレンチ料理、地中海料理料理を存分に楽しめます。
レストランは美味しくてリーズナブルなお店を選定するのが重要です。
スキーヤーには冬のニースは閑散期なのでチャンスです。
ワインも品種がアルプスとは違うプロヴァンス地方の品種について赤はサンソー、カリニャン、そしてグルナッシュなど。
白も魚料理にさっぱり系のユニ、プラン、そして伝統のクレレットなど。

明日はオロンでスキーをした後はブリアンソン方面へオートアルプまで北上して行きます!

エスコート 水澤 史

 
〇 もうひとつのフレンチアルプス縦走スキー9日間・1日目 【イゾラ2000】
〇 もうひとつのフレンチアルプス縦走スキー9日間・2日目 【オロン】
〇 もうひとつのフレンチアルプス縦走スキー9日間・3日目 【セッレ・シェヴァリエ-1】
〇 もうひとつのフレンチアルプス縦走スキー9日間・4日目 【セッレ・シェヴァリエ-2】
〇 もうひとつのフレンチアルプス縦走スキー9日間・5日目 【モンジュネーブルをベースにイタリアへ】
〇 もうひとつのフレンチアルプス縦走スキー9日間・6日目(最終) 【ラ・グラーヴ】

 
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