皆様、こんにちは、バケイラから小瀬です。
ガイド最終日の本日は、スペイン、フランスと続いて、アンドラ公国のグランヴァリアスキー場へ行ってきました。
アンドラ公国について、皆様はご存知でしょうか?
通称アンドラは、ピレネー山中にありフランスとスペインに挟まれた国家です。歴史的にも複雑でフランス大統領とスペインのウルヘル司教を国家元首とするミニ国家です。首都は、アンドラ・ラ・ベリャ。
バケイラからは、専用車で約2時間半。この時間をかけてでも行く価値のあるスキー場です。
人口は約80,000人、2004年の公式統計でやや古いのですが、国籍はスペインが37.4%、アンドラが35.7%、ポルトガルが13.0%、フランスが6.6%、その他が7.3%である(2004年時点の公式統計)日本人も最近は多くなり10名以上いるそうです。
公用語は、カタルーニャ語、その他、スペイン語、フランス語、ポルトガル語が使われています。
商業としては、冬期のスキー、夏期のトレッキングやスパなどのレジャー産業が盛んです。また、ブランド品・タバコ・酒などを取り扱う免税エリアとしても有名です。フェロースキーでも、スキーの後にはショッピングを楽しんでいただいております。
世界遺産もあり、マドリウ・ペラフィタ・クラロ渓谷が登録されています。
スキーだけではなく、一年中、楽しめそうな国ですね。
さて、アンドラスキーのはじまりです。
通常は、ENCAMP1,300mからゴンドラで一気に、CORTALS2502mに登っていき、そこから滑走開始します。
エリアが広くとても一日で回れないのですが、滑走→リフト→滑走→リフトで、Coll Blancまで奥に滑ってランチタイム。
午後からはCosta Rodonaエリアを1本、来たコースを戻り、Solanellesエリア、時間に応じて+αの滑走というパターンが多いでしょうか。
スキーの後は、ショッピングもあるし時間が足りません(笑
移動中に次々と現れる景色に目を奪われ撮影に夢中になることでしょう。
ぜひ、晴れの日にお出かけください(笑
手前から広い斜面を降りていきます。正面には、周りを山々に囲まれ広くダイナミックなコースが見えますが、帰りに滑りことになります。
ボウルエリア、オフなど、降雪後も楽しみなスキー場です。
Montmalus 2,781m、Pic Blanc2,610m、Pic Nigre d’Envalira 2,822mなど、
決して高い標高ではありませんが、アンドラらしい山々が存在感を出しています。
Coll Blancエリアにも、なかなかのミドルコースがいくつもあります。時間が許せば全部滑走したいものです。
それぞれのコースを写真でお楽しみ下さい。
オフピステがたまらなそうな斜面です。
ランチは円形の建物、ksb Coll blancにて。
眺めの良い室内のフルサービスレストランで絶景を見ながら。
私は、ヨーロッパスキーの醍醐味を次の4つとしています。
①標高高の山々がつくるロングコース滑走 ②日本にはない息を呑むような絶景を堪能 ③その国、その地方の郷土料理とワインの楽しみ (④氷河滑走)
これを満喫してもらうため、安全第一、楽に長い距離が滑れるようにアドバイスしながら日々ガイドしております。よろしくお願いします。
毎日、こんな日替わり絶景を眺めながらのスキーです。楽しくないはずがない(笑
ここかは、Solanellesエリアに移動して来ました。
本日も朝早くから、夜ホテル到着までお疲れ様でした。ガイド最終日も素晴らしい1日となりました。
天気にも恵まれ、バケイラを中心に3カ国でのスキースケジュールを消化できました。本当に中身の濃い5日間でしたね。
今回は、スペインピレネーにご参加いただき誠にありがとうございました。至らぬ点が多々あったと存じますが、スペインピレネーツアーの素晴らしさを満喫していただけた事と願っております。
明日は自由滑走日となりますが、お怪我のないようお気をつけて。
近い将来、再び、ご一緒できるのを楽しみにしております。本当にありがとうございました。
来年(笑
小瀬信広
アンドラ・街のメインストリート