本日エキスパート班の皆様は氷河オフピステへと行ってきました。まずは山岳ガイドによる装備チェック。ビーコンとハーネスをしっかり確認。山岳ガイドいわく事故から身を守るシートベルトのようなものだそうです。
ガイドより前へ出ない、トラバース時はトレースを辿る、などルール説明の後、テオドール氷河のオフピステへ
コース上よりも更に広々とした斜面、風景が広がります
山岳ガイドの先導のもと、シュプールを刻みます
その後、皆様の足前が良いのを確認した山岳ガイドが氷河上のトラバースを開始。若干登りだったので、きつかったかもしれませんね
それでも見上げればブライトホルンの北壁と雪煙を上げる稜線が覆いかぶさるように聳える絶景です。ちなみにこの北壁も滑った人が居ます。
トラバースを頑張ったあとは、滑走タイム!
氷河の上にシュプールを刻んでいきます
振り返れば自分たちが刻んだシュプールとブライトホルンの雄姿
軽い雪やクラストなど様々な雪質が現れます
しばらく進むと右手にモンテローザ、眼下にはゴルナー氷河が見えてきます。温暖化の影響による氷河の後退を目の当たりにしました
ゴルナー氷河に降り立ち、ここからは氷河の跡だった渓谷をフーリまで滑ります
途中、こんな氷河のトンネルが。1月ころだと通り抜けも出来たそうです
ロープを使って岩を超えるアドベンチャー。氷河が終わっても渓谷沿いは氷河の溶け水の渓流に落ちないよう油断はできません
最後は夏のグレッチャーガルテンへのハイキングルートになっている吊り橋を渡り、スキーコースへ合流。この橋、最高地点では高さ90m。なかなかスリリングです
フーリにて山岳ガイドと別れ、ランチとビールでエネルギーチャージ。そして午後も引き続きオフピステに挑戦
私がカメラを構えると皆様、絵になる場所を滑ってくれました。撮り甲斐がありますね
最後はロートホルンからの非圧雪コースを滑走。日当たりが良いので予想通りクラストでしたが、マッターホルンとツェルマットの街を一望する素晴らしい風景に出会えました。
もちろんマッターホルンとも撮影してきました
今日も素晴らしい天気に感謝です
神﨑 裕一