オートルート滑走4日目。
周囲の山々が朝焼けに染まり始める6時半、ショーンビエール小屋を出発して、次のベルトール小屋を目指します。
今日は今回の行程でも1番歩く日。小屋から少し滑った後は、テットブランシュ(3707m)を目指して標高差1100mひたすら登ります。登り始めてすぐに背後から陽が昇り、長袖シャツだけでも十分な暖かさになります。(立ち止まるとさすがに寒いですが)
標高3000mを超える場所での登りは体力を必要としますが、徐々に姿を現す周囲の4000m峰の景観が疲れを癒してくれます。そして、テットブランシュ頂上からはスイスのみならず、イタリアの山々、そしてこれから向かうルートも見えました。
頑張って登った後は、お待ちかねのスキータイム。アンドレがパウダーが残るコースへと案内してくれ、気持ちよく滑りました。しかし、あっと言う間にスキーは終わり、再びシールをつけて歩きます(苦笑)
本日最後に待ち受けるのが最大の難所。岩山に張り付くように建つベルトール小屋への梯子!高度感があり、かなり迫力がありました。
神崎 裕一
写真1:朝陽を背に受けて歩きます
写真2:テットブランシュ頂上にて
写真3:ベルトール小屋へのはしご。上に少し見えるのが小屋です。