オートルート2日目の今日は、専用車でサースフェーへ。ロープウェイと地下ケーブルを乗り継ぎ、スタート地点(3460m)を目指します。通常のサースフェー遠足で登るミッテルアラリンへの地下ケーブルの中間駅で下車し、トンネルを抜けて氷原を見渡す場所からスタートです。
ゆるやかに滑り降りながらトラバースをしてシュトラールホルン(4190m)、リンプフィッシュホルン(4199m)を正面にのぞむ場所へ。そこからシールを付けて、登り始めます。
陽射しが強いため、風がないと氷河上でも非常に暖かく感じました。
今回はリンプフィッシュホルンとアラリンホルンの間に位置するアラリンパス(3564m)を越えてテーシュを目指しました。時間とともに雲が出てきたものの、大きく崩れる前に昼前にアラリンパス到着。
そこからはいよいよ滑走スタートです。上部では新雪にシュプールを残しながら、下部では春の雪を滑りテーシュ郊外のテーシュアルプまでスキーダウンしました。
明日からはいよいよ山小屋泊が始まります。
ショーンビエール小屋、ベルトール小屋、ビニエット小屋と泊まりながらシャモニーを目指します。
というわけで、しばらくレポート更新できませんが、ツェルマットに戻り次第レポートします。お楽しみに!
神崎 裕一
写真1:トンネルを抜けて眼前に広がる氷原
写真2:アラリンパスを目指して *前方左がシュトラールホルン、右がリンプフィッシュホルン
写真3:新雪にシュプールを刻んで