皆様、こんにちは、オーストリアのサンアントンから小瀬です。
1/13より私のヨーロッパスキーガイドがスタートしました。今シーズンも各国のスキー場から現地ブログをアップしますので宜しくお願いします。
今回は、TASCの皆様とご一緒です。
ミュンヘン空港から専用車で約3時間半で、サンアントン に到着します。
サンアントン ツアーと言えば、オーストリアスキー発祥の地としてシュチューベンと近代スキーの父「ハンネスシュナイダー」のアールベルクスキー技術(バインシュピール)を実感できる場所として大人気のスキーエリアです。
1920年代にハンネスシュナイダーが脚部だけでの運動によるバインシュピール技術を開発し、そして、故クルッケンハウザー教授の時代からフランツホピヒラー教授へとオーストリアスキーメソッドがシュビンゲンとして確立されました。
日本から戦後最初に杉山進氏をはじめ、黒岩氏、岸氏など歴代の日本スキー界のパイオニアの人々がこの地でオーストリアのスキー技術を学んで日本へ伝来してきました。
その後、ベルントグレーバー、リッチーベルガーなどオーストリアのトップデモンストレーターをこの地から輩出した、まさにスキーの聖地です。
TASCの皆様、全員集合!
スキー初日、2日目と雲ひとつない天候に恵まれ素晴らしいスキーを堪能しました。
ヴァルーガ展望台(2811m)からも360度、絶景を楽しみ事ができました。
北に、ドイツのガルミッシュ、西にファーアールベルク、東にイシュグル、エッツタール、南にドロミテが広がります!
6人乗りゴンドラ。基本的には、スキーは展望台へは持って行きません。
中間駅に戻り、92コースを滑走して行きます。
サンクリフトフでの1枚。
かつてのオーストリア国立スキー学校(ブンデスシュポルトハイム)、現在のオーストリアスキーアカデミーにも立ち寄る事ができます。
サンアントン ツアーでは、貴族ゆかりの地として名高く、毎年ロイヤルファミリーも来るという高級感溢れるエリア、レッヒにもスキー遠足で訪れます。スキーの合間には、街の散策もどうぞ。
世界でNo.1のスキーブーツと自画自賛しているブーツメーカー、シュトローツもこの街の誇りです。
私もシュトローツのスキーブーツを履いていましたが、確かに素晴らしく足にフィットしていました。
ツアー中日には、インスブルック観光へ
聖アンナ記念柱
宮廷教会、
聖ヤコブ教会の大聖堂も訪れました。
神の目、だまし絵など、
黄金の小屋根の前で記念写真。雪が舞う寒い1日でした。
サンアントン の観光局にお邪魔して、日本びいきのヴィルマさんから話をきかせてもらいました。
ツアー後半は、大雪、強風でリフト、滑走エリアが制限されたなど、
快適な日々ばかりではありませんでしたが、
お客様、各々の方法で、楽しんでいただきました。
晴れ間が出て来ました。
楽しい時間は、あっという間に過ぎますね。明日が帰国日となってしまいました。
スキーも食事も笑いっぱなしでした。
また、ご一緒できるのを楽しみにしております。ありがとうございました。
小瀬信広