皆様、こんにちは、イタリアはリビーニョから小瀬です。
私の好きなリビーニョ滞在ツアーがスタートしました。2日間はサンモリッツにも行ってきます。
しかも、この快晴。初日からテンションアップします。
ホテルから歩いて、ゲレンデに入ります。ウォーミングアップのつもりで歩きましょう。
リビーニョはイタリア共和国ロンバルディア州ソンドリオ県にある人口約6000人のコムーネ(基礎自治体)です。ロンバルディア州の北端、スイスとの国境に位置するアルプス山中の町です。
町に通じる道路はたった3本しかなく四方を山に囲まれた土地で、一年の半分は雪に閉ざされ、かつては往来も困難であった場所です。
地理的な条件の悪さから古くから免税の措置がとられてきました。今日においてもイタリアの付加価値税がかからない免税地域で、ヨーロッパの中でも関税制度上特殊な地域となっています。一年中を通じてハイキング、スキーの他、ショッピングのリゾート地として広く知られています。
スキー場としては、リビーニョ渓谷に町があり、町の左右の斜面が横いっぱいに広がりを見せながらのスキー場となっています。まるで町に滑り込んでいくかのようなコースもあり、大きく開いた空のもと滑走するため開放感に溢れたスキー場です。
降雪の後には、オフピステもいたるところにあります。ここ最近で、オフピステのフリーライドに力を入れていれている魅力です。
今シーズンのヨーロッパは昨年同様、やや雪が少ないのですが、ここは悪くないコンディションです。町の標高は1800mのもともと豪雪地帯。先週も約30cm降雪があり、今日の午前中のコンディションは最高。今シーズンでも5本指に入る素晴らしさでした。
本日はリビーニョエリアをご案内しました。ホテルからコスタッチャエリア、カロッセロ3000経由で、フェダイアエリアまで。イタリアならではの圧雪で幅の広いコースが何本も横に広がります。
正面には迫力のリビーニョ山脈が広がり、それを眺めながら滑りましたが、実に爽快でした。
正面もスキー場です。その名はモットリーノエリア。中急斜面が多く滑り応えのあるミドルコースが揃っています。
フォンタナ・ベッタリフト乗場からの一コマ。リフトを挟んで左右に気持ちの良い中斜面が広がります。2、3回滑りたいコースです。
南東方向、ピッツォ・フィオーネ、その他オルトレスやこのエリア最高峰のピッツ・パラディシン(3302m)など3,000m級のリビーニョ山脈、山頂からは360度のパノラマが楽しめます。
カロッセロ3,000のレストランエリアは太陽の光を求めたスキーヤーでいっぱい。暑くも寒くもない3月の夢のような天候。
ツアー参加の8名様です。初日から良い天候とスノーコンディションに恵まれ、自然と大きな笑みがこぼれてます。
フェダイアエリア。雪質抜群
このコース、正面の山に飛び込んで行くようで素晴らしかった。
谷の奥では大きな雪崩が発生していました。気温が上がったせいでしょうか。豪雪地帯の危険な一面も見ることができました。
よい初日を迎えることができました。
スキーの後は、タックスフリーの街に繰り出しましょう!
明日も晴れますように。
小瀬 信広