フランス・ルションからアネト山を望む
皆様、こんにちは、バケイラから小瀬です。スペインピレネーも本日が5日目、ガイド最終日となりました。
楽しい日々、そして、今週は22名という大所帯、毎日バタバタやっている内に、あっと言う間に過ぎた気がします。
昨日のブログで「明日は晴れますように」とお願いしたので本日も晴れでした(笑
さて、本日は、「水の女神」と呼ばれるフランス・ルションスキー場へとやって来ました。
2000年ほど前にローマ人がこの地の健康泉を発見し、その水質に驚愕した彼らはその地を「Ilixon」(水の女神)と名づけました。
水の女神「Ilixon」はその後フランス語の読み方、Luchon(ルションまたはリュションと発音)に変わって現在はイギリス、スペイン、フランスなどからの富裕層がセカンドハウスを持ち、街では天然水Luchonを飲み、スパに浸ることで、体を内外からリフレッシュするヨーロッパ大陸の知る人ぞ知る隠れ家的存在のテルメリゾートです。
現在もテレキャビン下のメイン通り入口にはテルメがあります。
ルション(Luchon)という名のその街は、フランス・スペインの国境にまたがるピレネー山脈の真ん中に位置しており、バケイラからは専用車を利用し国境のあるポルティヨン峠経由で来ると1時間15分程で到着します。
標高630mの街からゴンドラで一気に1,800mまで登ると、そこにはスーパー・バニエールなど雄大な山々が広がっています。
フランス側としては、ここから、アネト山が一番近く見える場所としても知られています。
山の説明をしているカルロス。彼は1班を担当しました。
1週間前に、ここルションスキー場にきていましたが、快晴と高い気温が続いたそうで、雪がなさすぎるのにやや驚きました。
↓ 先週のルションのブログは、 こちらから
http://euro-snow.fellow-report.jp/?p=37563
しかし、広がる景色はやはり、ルションのそのものです。
午前中の一枚バーンは最高の雪質。小瀬班の皆様、大回りで気持ちよくクルージング。
リフトから絶景パノラマを眺めながら、最奥のCECIREエリアへと移動していきます。
降雪後のルションも外せません。スキーコースの間には無数にオフピステエリアが点在しており、どこからでもオフに入っていけます。特にこのエリアがおすすめです。
本日はスキーヤーも少なく、広がる大斜面を楽しめたのですが、本日、街は19℃。雪はやわらくなり、その為、コブ、吹き溜まりが一部のお客様を苦しめたかなと。。。
山頂2125mで本日の小瀬班11名の記念写真。間近に迫る山塊をお楽しみいただきました。
雪のコンディションも理由の一つにありますが、どちかかというと景色やランチをゆっくりと楽しんだ1日でした。
Pic de Cecire。オフピステも充実、ハイクアップにしたくなります。
山を眺めながら、斜面でひと休みスキーヤー。ここでは時間の過ぎ方が確実に日本と違う気がします。私もこんな余裕があるといいかなと思いました。
このエリアは、滑り応えのあるロングコースが2本あるので上級者の皆様にも満足してるでしょう。きつい方には迂回コースもあって全てのスキーヤーに安心。
下に、レストランが見えて来ました。もうひと頑張り。。ランチでゆっくりしましょう。
二週にわたりスペインピレネーをご案内してきました。今週は後半に天気にも恵まれ、バケイラを中心に3カ国での中身の濃いスキースケジュールを消化できました。
最終日の本日、お客様のみご存知ですが、朝から夕方まで様々なアクシデントが発生した大変な、というよりは、むしろ生涯記憶に残る1日でした(笑
スペインピレネーツアーにご参加のお客様、本当にありがとうございました。多々至らぬ点があったと存じますが、どうかお許しください。少なくとも、スペインピレネーツアーの素晴らしさを満喫していただけた事と願っております。
明日は自由滑走日となりますが、お怪我のないようお気をつけていってらっしゃいませ。
近い将来、再び、ご一緒できるのを楽しみにしております。本当にありがとうございました。
来年、ご一緒に!
小瀬信広
本日のレストラン:LA HOUNT・フランスらしくメニューはフランス語版のみ
フランス風カルボナーラは、「卵は自分でまぜて」と殻付き。