青空が戻ってきたモンテローザエリアですが、山から吹き上がる雪煙が気になるところ・・・
まずはゴンドラにてガビエット経由、ピエモンテ州との境となるサラチ峠へ。
その先のインドレンまでのロープウェイは強風のため、あいにくclose。3000m弱の標高のサラチ峠から滑走スタートです。
まずはいつものようにビーコンチェックからです。バックカントリーに行くには必須です。
ピエモンテの山々を見ながら早速トラバース開始。この辺りは以前グリエルミーナ小屋という素敵な小屋があったエリア。ツールドモンテローザ・ハイキングでもご案内するエリアです。
風によるクラストで決して易しい雪質ではありませんでしたが、滑走開始。
フリーライド・パラダイスと言われるだけあって、広大なオフピステが広がります。
山岳ガイド・ジジの先導で広い斜面にシュプールを刻みます。
ゲレンデを少しトラバースするだけで、このようなオフピステの斜面が広がります。
シュプールの付いていないラインを目がけて飛び込みます。
皆様がつけたキレイなシュプールを上から撮影。遠くに見える方の大きさで規模が伝わりますか?
1本滑り終えて、モンテローザをバックに集合写真。右端の黒い岩山がプンタ・ニフェッティ(4554m)ヨ-ロッパアルプス最高所のマルゲリータ小屋があります。
その後、アラーニャまで滑り下りるバックカントリールートへ。
モンテローザ山麓の変化に富んだルートを滑って行きます。
様々な斜面、雪質を克服しながら滑って行くのもバックカントリーの醍醐味です。滑って来た斜面を振り返り1枚。
セシア谷へと降りてきてモンテローザ山群をバックに集合写真。
そして中腹の山小屋にてランチタイム。
上品な感じのカルボナーラを頂きました。
その後、林の中をアドベンチャースキーで下ってアラーニャの街へ到着。昔この谷にもスイスからヴァルサー人と言われる人たちが住み着いたこともあり、建物の雰囲気もツェルマット周辺と似たものがあります。
最後はゴンドラを乗り継ぎサラチ峠へ戻り、グレッソネー谷のスタッファルまで滑りこみ、本日も無事終了。
明日こそインドレンまで上れますように。
神﨑 裕一