イシュグルでの6日間のスキーの後は、チューリッヒから飛行機で3時間弱でポルトガルの首都、リスボンへ。ホテルチェックイン後はレトロな市電に乗ってまずはベレン地区へ。
16世紀に建設された世界遺産のジェロニモス修道院を見学。
中央の像はポルトガルの大航海時代の立役者、エンリケ王子。
荘厳な内部。無料で入れます。
そしてベレンと言えば、ポルトガルの名菓「パステル・デ・ナタ」でも一番おいしいといわれる「パスティス・デ・ベレン」へ。さすがの人気店、10分ほど並んで購入。日本でもエッグタルトとして以前流行っていたそう。
出来たてのあつあつを店先でいただきました。
ホテル近くまで戻って夕食。
レストランの名物おじさん?
エビのグリルと
アローシュ・デ・マリスコ(海鮮おじやといったところ)。
そしてかに!
ポルトガルでは木槌のようなハンマーでかにをたたいて身をほぐします。店の中では至る所でコンコン音が響いてました!
明くる翌日は、バスをチャーターしてまずはヨーロッパ最西端のロカ岬へ。
ポルトガルでも自転車は人気のスポーツ。
もうすぐロカ岬。
当日はシントラからロカ岬へのマラソン大会で、一般車は岬まで入れなかったので幹線の道から歩いて約40分、ロカ岬までのミニハイキング。
普段は地元の人以外は歩くこともないのでしょう、ワンコたちに歓迎?されながら進みます。
ロカ岬が見えてきました!
ここがヨーロッパ大陸の西のはじっこです。
観光局で希望者にはヨーロッパ最西端到達証明書なるものを発行してくれます。2種類あってどちらも11ユーロ。裏に各国語の説明があり日本語もありました。
帰りも道まで歩かなければならないのですが、ちょうどマラソンの選手たちがゴールへ向かうところとすれ違いに。
選手たちを応援しながら進みます。ハイタッチ!
ヨタヨタ走っている選手も応援してまた元気に走ってくれました。帰りは登りがメインだったのですが、応援しながらだったので楽しく帰ってきました!
お昼も海沿いのレストランにて。パエリアと
野菜とお魚の鍋料理「カルディラーダ」。ブイヤベースのような料理です。
かなりの量でしたがおいしくいただきました!
その後バスで1時間ほどかけてリスボンの南にあるアゼイタオという小さな町にあるアズレージョの工房へ。アズレージョというのはポルトガルの装飾タイル。
工房のおじさんがタイル製造の行程を説明してくれました。アズレージョも最近は工業製品になっているものも多いのですが、この工房では15〜16世紀の製法を守り続けてタイルを焼くのも、色をつけるのも100%ハンドメイドで行っています。オリジナルタイルの製造以外にも、歴史的建造物の修復の依頼や企業の販促物なども手がけていて、今とりかかっているのはマカオMGMカジノのロビーのアズレージョを製作中とのことでした。
デザインもすべて手書き。
工房で販売も行っています。やはり町のお土産店で売っているものとはクオリティーが違います。
オリジナルでネームプレートなども依頼できます。
お土産も無事購入!
ホテルへ戻ってからは町の散策へ。焼きぐりのおじさんからは栗のむき方を伝授され、
一緒に記念撮影。
夕食はポルトガルの魂ともいうべき、ファドが聴けるレストランへ。
2、3曲ずつで歌い手が変わっていきます。
手前の丸いギターは「ギターラ」と呼ばれるポルトガルの独特のギター。高音部分を担当。
途中でダンスも入って楽しい雰囲気も。
最後は真打ち登場といった感じで迫力のポルトガルママ。
ポルトガルは2日間だけの滞在でしたが、ぎゅっと詰まった盛り沢山の内容で楽しんできました!
澤 宏太郎