皆様、こんにちは。ボルミオから小瀬です。
スキー3日目の今日は予定通り、オーガ&イゾラッチャに行ってきました。
スキーバスで約20分、ヴァルディソット内の小さなスキー場です。ここにきたら、ぜひ山頂からヴァルディデントロのイゾラッチャ側も滑走してください。
本日は、天気予報通りの曇り。街は雨が降っていました。一組のお客様はリビーニョへお買い物に。
マイナーなスキー場な上に天候もこの有様で、ほぼ貸切の状態。林間コースが中心なので逆に捉えると、天候が悪いはここに来るのも良いかもしれません。
最初のリフトに乗ると中間付近から写真の様にガスっていました。この上には、まだ2本目、3本目と乗り継ぐリフトがあります。
まさかの「ホワイトアウトか!?」と、次々にお客様がバランスを崩し転倒していくイメージが頭の中を横切ります。
いきなりお客様の気分が悪くなってスキーをやめるのもいけないと思い、まずは、比較的視界の良いリフト下のコースを2本行こう。
スキーでもハイキングでも、「迷ったら、登れ」が私のポリシーです。
以前もブログに掲載したり、お客様にもよくお話ししたりしますが、命を亡くす可能性のある危険な登山などでは天候は重要ですが、ゴンドラに乗るだけとかスキーでは、街、あるいは下の天気の状況で決定するなと言う事です。
登って視界が悪ければ諦めもつきます。後で後悔のないようにしましょうという意味です。しかも、現実的に高い確率で良い結果に結びついているのです。
したがって、本日もガスの中、山頂まで行く事にしました。
お客様には「次は冒険にいきますよ。ホワイトアウトして大変な事になるかもしれません。心してください!」と告げ、山頂まで行く事を告げました。
ネガティブな事柄をインフォするのが重要(笑
到着するとやはり山頂もガスっていました。正面のT−バーもどこにあるかわからないくらいに。
とりあえず、バイタ(山小屋、避難小屋)でトイレ休憩
なぜ、山頂レストランじゃなくてバイタという言葉を使用するかというと、若い雪上ハイカーが「バイタは、まだ遠いか?」と質問してきたからです。意味は知っていましたが会話の中で聞いたのが初めてだったので使います(笑
さてさて、トイレ休憩で待っていると、
なんと雲が切れはじめました。太陽の光で徐々に当たりが明るくなってきました。ガスもなくなりはじめたではありませんか!
突如として、素晴らしい景色が目の前に現れました!!
たった数分の出来事です。
何が嬉しいかと言うとお客様が笑顔になった事。
今週、初めて集合写真をブログに掲載しました。
一時的ではなく、日中、雲はあるものの晴れ間が出続いてくれました。
テンションも上がり、イゾラッチャ側へGo
緩く細長いコースを移動していきます。
視界も良く緩斜面と中斜面が心地よく伸びています。昨晩降った5cmほどの新雪も気分を高めてくれます。
上部は、T-bar、J-bar エリアですが、中間のゴンドラ駅から下までは滑り応えのあるミドルロングコース。蛇行コースが楽しいです。
ゴンドラを使用し戻っていきます。良い景色を見ながら、再び、オーガ側の山頂バイタを目指します。
正面には、美味しそうな雪原が広がっていますが、残念ながらT-barは動いていません。スキーヤーが少なすぎて経営的に運行できないのでしょう。
ツアースキーで登った人が滑ったのでしょうか、幾つかのシュプールが見えます。
下に見えるバイタでランチです。
こんなに人がいたのかと思うくらい、テラス席には日光浴、ランチをしているスキーヤーが。
我々は、ガラガラの室内で一休み。今日の天気に感謝しながら、スパゲティ・アマトリチャーナやソーセージ、ハンバーグなどをいただきました。
ランチ後は、オーガ側の滑っていないコースを何本か滑走。+4℃と温度が高い今日は、下に行くほど湿雪。
山頂からのロングコース、雪の状況が良くないので転倒が心配です。ほどほどに飛ばして本日は14:30にスキー終了。
バスが来るまで、バス停横のLe Motte でティータイム。本日も楽しいスキーでした。
明日は、サンタ・カテリーナに行ってきます。
小瀬 信広