プレステージツアー後半はフランスワインの2大産地のひとつ、ブルゴーニュへ。ベースとなるのはブルゴーニュの名醸地が連なる「コート・ドール」の中心に位置するボーヌ。14世紀までブルゴーニュ公国の首都として栄えた街です。
バルディゼールからの移動日はオテル・デューを見学。ここは医療施設(ホスピス)が発展したもので、王侯貴族から寄進されたブドウ畑とそこから生産されるワインで、費用は埋め合わされていたそうです。現在でもここで生産されているワイン「Hospices de beaune」という高品質なワインを造り続けています。またここでは毎年11月にはワインオークションが行われています。
宿泊はボーヌ旧市街の中にあるホテルルンパール。
中庭がある素敵なホテルで、もう少し暖かいと中庭で朝食を取れるそうですが、まだ3月なので室内のレストランにて朝食。ホテルのマダム、エレアナさんが暖かくもてなしてくれました。
夕食はホテルで紹介してもらった地元のレストラン「La Table de Gligone」へ。
ブルゴーニュは赤ワインが有名ですが、実は生産量の約半分は白ワイン。ボーヌは白ワインでも有名な産地なので、レストランお勧めの「Pernand Vergelesses」を頼みました。他にも白、赤飲んでみましたが、この日はこれが一番おいしかったです。
ワインツアー1日目はコート・ドールの中心「ジュブレ・シャンベルタン」へ。
まずはジュブレ・シャンベルタンの名家「ルクレール」のフランソワ・ルクレールのドメーヌへ。
ブルゴーニュでは地名呼称の「ブルゴーニュ」、村名(ヴィラージュ)呼称の「ジュブレ・シャンベルタン」、プルミエクリュ、グランクリュの4つの区分けがあります。下から順にテイスティングは進みます。プルミエクリュでも充分おいしかったのですが、グランクリュはさすがに深みが違いました。
昼食は名門ワイナリー「Le Clos de la Vouge」の経営するレストランへ。
ワインも食事もとても美味しかったです。
ワイナリー巡りの間で、あのロマネコンティーの畑も見学。畑だけでは違いはあまりわかりませんでしたが、ここから1本数十万円のワインが作られています。(ここではさすがにテイスティングはできませんでした・・・。)
その他にもいろいろなワインをチーズとともにテイスティング。みなさんお好みのワインを購入されていました。
ワインツアー2日目は白ワインで有名なシャブリへ。
最初はシャブリの中でも数々のワインコンクールで受賞している「Domaine Fourrey」へ。シャルドネから作られるシャブリはピノノワールの赤ワインとは違って、オーク樽での熟成はほとんど行わず、ステンレス樽で熟成を進めます。
ワイン作りの説明の後はいよいよテイスティング。ここでも4段階のワインを順に飲み進めます。
グランクリュもおいしいのですが、このプルミエクリュがキレもよくすごくおいしかったです。このワインがここで買うとなんと1本13ユーロ!
他のワイナリーでもテイスティングは進みます。
今回のプレステージは前回のアメリカに続くスキー&ワインの旅。今後も不定期でこのツアー続けていきたいと思います。次はイタリアのトスカーナかピエモンテあたりがいいかなと考えています。ワイン好きの方はぜひご期待下さい。
澤 宏太郎